ウェットスーツは「修理」と「買い替え」どっちが得?職人が教える判断チェックリスト
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ウェットスーツは「修理」と「買い替え」どっちが得?職人が教える判断チェックリスト
ウェットスーツが傷んできたとき、多くの方が悩むのが
「修理したほうがいいのか、それとも買い替えたほうがいいのか」という問題です。
年間1000着以上の修理を見ている職人の目線から、判断の目安をまとめました。
1. まずは「使用年数」が大きな目安になります
もちろん使い方・保管環境によって差はありますが、ざっくりとした目安は以下の通りです。
- 1〜3年目:基本的には「修理で延命」が現実的なゾーン
- 4〜5年目:状態によって「修理+延命」か「そろそろ買い替え」を検討
- 6年以上:生地自体が劣化していることが多く、ケースによっては買い替え推奨
「何年だからダメ」という単純な話ではありませんが、
生地の弾力・表面のひび割れ・ジャージの毛羽立ちなどと合わせて判断していきます。
2. 修理に向いているケース
① ダメージが「部分的」である
以下のようなケースは、修理との相性が良いです。
- 首・手首・足首の一部が裂けた / 糸が切れた
- 膝やお尻の一部分に穴あき・擦れ
- ファスナーのスライダー不良のみ
- サイズが少しキツい / ユルいので部分調整したい
これらは「そこだけ直せば、まだまだ使える」ことが多いパターンです。
新品を一着買う前に、まずは修理費用と使用年数のバランスを一度見てみる価値があります。
② ベースの生地がまだ元気
表面のラバーやジャージが、まだ柔らかく・弾力がある状態なら、修理で延命できる可能性は高いです。
逆に、全体的にカチカチ・バリバリに硬くなっている場合は、修理しても長持ちしないことがあります。
3. 買い替えを検討したほうがいいケース
① 全体の生地がヘタっている
どこか一箇所ではなく、全体的に薄く・硬く・冷えやすいと感じる状態は、ウェットの寿命に近いサインです。
その場合、部分修理をしても「別の場所が次々に壊れる」というイタチごっこになることがあります。
② 修理したい箇所が多すぎる
首・膝・お尻・ファスナー…と、あちこち同時に直したい場合、
修理総額が新品のウェットに近づいてしまうことがあります。
職人としても、
「ここまで直すなら、正直買い替えたほうがトータルではお得です」
とお伝えするケースも少なくありません。
③ フィット感が大きくズレている
体型が大きく変わった場合や、元々サイズが合っていないウェットの場合、
かなり大掛かりなサイズ調整が必要になることがあります。
部分調整でフォローしきれないほどフィット感がズレている場合は、
思い切って「今の体型に合う一本」を作ってしまうほうが、海の中での快適さは段違いです。
4. 職人から見た「修理がおすすめなパターン」
- お気に入りのブランドや思い入れのある一本で、できるだけ長く使いたい
- 全体のコンディションは悪くないが、特定の部分だけ不安
- ハイシーズンまでの“つなぎ”として、あと1〜2シーズンは持たせたい
こういったケースでは、修理で延命する価値は十分あります。
逆に、「なんとなくもったいないから」という理由だけで生地が限界のウェットを直すのはあまりおすすめしません。
5. 判断に迷ったら「写真+正直な希望」を送ってください
最終的には、「そのウェットにどれくらい愛着があるか」も含めて一緒に考えるのがベストです。
- まだ数年は使いたいのか
- シーズンを乗り切れればOKなのか
- 別のモデルに買い替える前提で、今は最低限でいいのか
こういった本音も含めて教えてもらえれば、
職人の目線で「修理」か「買い替え」かを正直にアドバイスします。
ウェットスーツ職人に直接相談したい方へ
今お使いのウェットが「修理向き」なのか「買い替え向き」なのか、迷っている方は、
写真をお送りいただければ、職人が状態を確認したうえで率直な意見をお伝えします。
- 修理した場合のおおよその料金と納期
- 買い替えをおすすめするケースかどうか
- 今シーズンを乗り切るための現実的な選択肢
まずは、今お使いのウェットの「全体写真」+「気になる部分のアップ」を撮ってお送りください。